TOP
新着情報
【税理士へ丸投げ】マネーフォワードを使えば経理はお任せできる?自社経理との違いや業務分担を解説

【税理士へ丸投げ】マネーフォワードを使えば経理はお任せできる?自社経理との違いや業務分担を解説

2026.09.18 コラム

「マネーフォワードを導入したいけれど、クラウド会計って自分で経理(自計化)しないといけないのでは?」 「日々の業務が忙しすぎて、できれば税理士に経理を全部丸投げしたい……」 マネーフォワード クラウドなどのクラウド会計システムを導入・検討する際、このような疑問や不安を抱く経営者や個人事業主の方は少なくありません。 結論から申し上げますと、マネーフォワードを利用しながら、経理や税務を税理士へ「丸投げ」することは十分に可能です。「クラウド会計を導入する=必ずしも自社で経理を行わなければならない(=自社内で経理を行うことを『自計化』と言います)」というルールは一切ありません。 本記事では、「マネーフォワードを使いながら税理士へどこまで任せるのが正解なのか?」という疑問に対し、丸投げと自計化それぞれのメリット・デメリットや、インテル税理士事務所のお客様における「具体的な業務分担の事例」を交えて詳しく解説します。事業の状況に合わせた最適な経理体制構築のヒントとしてご活用ください。

マネーフォワード導入=「自社経理が必須」という大きな誤解

まずは、クラウド会計に対するよくある誤解と、マネーフォワード環境下で経理業務を丸投げするメリットについて解説します。

クラウド会計は「データを共有・連携する」ための最強のプラットフォーム

「マネーフォワードなどのクラウド会計ソフトは、自社で帳簿をつけるためのツールである」というイメージが先行していますが、これは誤解です。

たしかにクラウド会計は、自社で経理を行う際にも非常に直感的で便利なツールです。

しかし、それ以上に「税理士とリアルタイムでデータを共有・連携できるプラットフォーム」としての側面が極めて強力です。従来のように、領収書の束や通帳のコピーを毎月郵送し、税理士が手作業で会計ソフトに入力し、試算表が返ってくるのを何週間も待つ……といったタイムラグやアナログなやり取りは必要ありません。

マネーフォワードという共通の基盤が存在することで、従来型の税理士対応よりもスムーズかつ正確に、経理業務を丸投げすることが可能になっているのです。

コミュニケーションツールとの連携で「丸投げ」がさらに加速

税理士への丸投げを圧倒的に楽にするのが、マネーフォワードの自動連携機能と、現代のデジタルツールの組み合わせです。

企業側が初期設定として「銀行口座」や「クレジットカード」のAPI連携を済ませておけば、日々の入出金明細は自動的にマネーフォワードへ吸い上げられます。税理士はオンライン上でそのデータに直接アクセスし、スピーディに仕訳(帳簿づけ)を進めることができます。

さらに、紙の領収書や請求書については、BoxやNotionなどのクラウドストレージにアップロードするだけで共有が完了します。マネーフォワードのAI-OCR機能が日付や金額を自動で読み取るため、税理士側の処理スピードも劇的に向上します。

不明点があればSlackやChatworkなどのチャットツールで瞬時に確認できるため、「丸投げするための事前の準備作業(書類の整理や郵送準備など)」すら不要になるのが、最新のクラウド会計を活用した丸投げの最大の強みです。

「丸投げ」と「自計化(自社経理)」、自社の状況に向いているのはどちらか?

経理業務において「丸投げが良い」「自計化が良い」と一律に結論付けることはできません。事業者のフェーズ、売上規模、社内リソースによって、最適な方法は異なります。

比較項目税理士への「丸投げ」自社での「自計化」
主な目的経営者が本業(営業・開発等)に100%集中するため自社の財務状況をリアルタイムで把握し、経営判断に活かすため
社内リソース経理担当者が不要。経営者の経理負担も最小限経理担当者の採用・育成、または経営者自身の時間確保が必要
数字の把握スピード月次締め後、税理士から報告を受けるまでタイムラグがある日々の入力が完了した時点で、いつでも最新の数字を確認できる
コスト(費用)記帳代行費用などの税理士報酬が加算される税理士報酬は抑えられるが、社内の人件費や教育コストが発生する
デメリット・リスク自社の数字に対する解像度が上がりにくい入力ミスによる税務リスク、経理担当者の退職による業務ストップ

「丸投げ」が向いているケース

丸投げ最大のメリットは、「経営者やコアメンバーのリソースを本業にフルコミットできること」です。

・創業期・立ち上げ期で、とにかく売上を作ることに専念したい
・社内に経理担当者がおらず、採用する余裕やコストもない
・簿記や税務の知識が全くなく、自分でやるとミスが怖くて精神的なストレスになる

特に売上規模が数千万円〜数億円未満のフェーズでは、無理に自計化しようとせず、プロである税理士に丸投げしてしまうのが圧倒的に効率的です。慣れない経理作業に毎月何時間も奪われるより、その時間を営業活動やサービス開発に充てた方が、結果的に事業成長のスピードは加速します。

「自計化(自社経理)」が向いているケース

自計化最大のメリットは、「経営の解像度が上がり、スピーディな意思決定ができること」です。

・事業が拡大し、月次だけでなく日次の売上や利益動向を把握したい
・経理部門を社内に構築し、部門別の採算管理や予実管理を行いたい
・資金繰りのシミュレーションを自社で能動的に行いたい

売上が数億円〜8億円規模へと拡大してくると、数ヶ月前の過去の数字ではなく「今、会社がどうなっているか」という生きた数字の把握が求められます。このフェーズに入った企業は、マネーフォワードを自社で運用し、税理士には「入力データの監査(チェック)」や「高度な税務・財務アドバイス」を求める形へとシフトしていくべきです。

【インテル税理士事務所の事例】お客様×税理士の具体的な業務分担3パターン

マネーフォワードを活用した税理士への丸投げ等の成功事例

「丸投げできることは分かったけれど、具体的にどこからどこまでを税理士がやってくれるの?」と疑問に思うかもしれません。

そこで、インテル税理士事務所でマネーフォワードを活用されているお客様を例に、具体的な業務分担の3つのパターンを業界事例とともにご紹介します。

パターン①:完全丸投げ(とにかく本業に集中したいケース)

【事例】海外展開を行う越境EC事業者様(eBay等を利用)

取引件数が非常に多く、輸出免税に伴う消費税の還付申告など、専門的で複雑な税務処理が発生するため、経理業務を完全に切り離して本業のマーケティングに集中しているパターンです。

<お客様がやること>
・銀行口座・クレジットカード・決済代行サービスのマネーフォワード連携設定
・経費精算等の領収書データをBox等のストレージに格納
・税理士からの「この不明な入金は何ですか?」というChatwork/Slackでの質問に答える

<税理士がやること>
・連携された膨大な明細データへの勘定科目の振り当て(仕訳入力)
・アップロードされた領収書のデータ化と入力
・月次の試算表作成、複雑な消費税計算、決算および税務申告書の作成

パターン②:一部自社対応(現場の動きは自社で管理したいケース)

【事例】個人事業から法人成り(会社設立)を果たした美容室様

店舗での日々の現金管理や売上管理は自社で行いつつ、専門知識が必要な減価償却や複雑な税務処理を税理士に任せるハイブリッド型のパターンです。

<お客様がやること>
・POSシステム(Airレジ等)とマネーフォワードの連携による日々の売上登録
・店舗で発生する現金経費(小口現金)の簡単な入力や立替経費の精算

<税理士がやること>
・銀行・クレジットカード等の連携データの確認と仕訳登録
・給与計算ソフトと連動した人件費の会計への反映
・内装工事や美容機器などの減価償却処理、決算整理仕訳の入力と月次レビュー

パターン③:完全自計化(リアルタイム経営を重視するケース)

【事例】SlackやNotionを高度に活用するIT・コンサルティング企業様

社内のデジタルツールをマネーフォワードと連携させ、経理担当者が日々の業務フローの中で記帳を完結させているパターンです。

<お客様がやること>
・日々の仕訳入力、債権債務の管理、月次締め処理までの経理業務全般

<税理士がやること>
・月に1回のデータ監査(入力ミスや税務上の誤り、消費税区分の厳密なチェック)
・月次面談での財務コンサルティング、節税対策や投資計画の壁打ち
・最終的な決算および税務申告書の作成

【補足】マネーフォワード×税理士の費用相場と費用対効果の考え方

「丸投げにすると、費用が跳ね上がるのでは?」と懸念される方もいるでしょう。

たしかに、税理士報酬は「どこまで作業を代行するか(記帳代行の有無やボリューム)」によって変動します。完全丸投げの場合は記帳代行費用が加算されるため、自計化している場合と比較すると月額の顧問料は高くなります。

※具体的な料金相場や、マネーフォワードのシステム利用料を含めたトータルコストの詳細については、「▶ マネーフォワード×税理士の料金相場」の記事で詳しく解説していますので、そちらをご参照ください。

ただし、ここで比較検討すべきは「自社で経理をした場合の人件費や、経営者自身の時間単価(機会損失)」です。

月に数万円の記帳代行費用を支払ってでも、経営者が月間10〜20時間の経理作業から解放され、その時間を本業に投下して数百万円の売上を作れるのであれば、初期フェーズにおける丸投げは非常に費用対効果の高い「投資」と言えます。

丸投げ=良い・悪いと一律に判断するのではなく、本業への集中度と自社での数字把握のバランスを見極め、現在の事業フェーズに最も適した経理体制を選択することが、企業の成長を支える強固なバックオフィス構築の第一歩となります。

まとめ「『まずは丸投げから始め、事業の変化に応じて自計化』が失敗しない王道ルート」

マネーフォワードを使い、まずは税理士へ丸投げをした。その後、事業発展と共に、ステップアップをしたイメージ

インテル税理士事務所の事例として、3つのパターンを紹介しましたが、強くおすすめしたいのは、「最初は丸投げ(パターン①)からスタートし、事業の成長に応じて段階的に自計化(パターン②→③)へステップアップしていく」という考え方です。

システム導入の初期段階からいきなり完全自計化を目指すと、マネーフォワードの操作方法を覚えるコストと、簿記や税務ルールを理解するコストが二重に掛かり、結局経理業務が滞って本業に悪影響を及ぼすケースが多発します。

1.導入期・創業期

まずは税理士にすべて丸投げし、本業の売上を軌道に乗せる。税理士が作った正確な帳簿をマネーフォワード上で「見るだけ」にして、自社の数字の動きに慣れる。

2.成長期

売上が安定し、少し社内リソースに余裕が出てきたら「請求書の発行」や「連携された銀行明細の登録ボタンを押すだけ」といった、簡単でミスの起きにくい作業から自社で巻き取る。

3.拡大期

専任の経理担当者を採用し、完全に自計化へ移行する。税理士にはデータのダブルチェックと、より高度な財務コンサルティングのみを依頼する。

マネーフォワードはクラウド上でいつでも権限や作業範囲を柔軟に変更できるため、こうした「段階的な業務の引き継ぎ」が驚くほどスムーズに行えるのが最大の強みです。状況が変われば、一度自計化したものを再度税理士へ丸投げに戻すことも容易です。

マネーフォワードを活用し、税理士への丸投げを検討する際には、各種クラウドやツール(Slack、Chatwork、Notionなど)の連携・導入支援から、お客様のフェーズに合わせた柔軟な業務分担(完全丸投げから自計化支援まで)まで、幅広くサポート可能な先を見極めましょう。自社に合った最適なシステム活用法や業務分担についてお悩みの方は、ぜひ税理士へご相談をしてみてください。

【返金保証有】大阪の「マネーフォワードクラウド」専用税理士

私たち「インテル税理士事務所」では、「マネーフォワードクラウド」に特化した専用のサポートを行っています!

◎ マネーフォワードの実績が「最上位ランク」に認定!!
◎ 「96.3%」のお客様で導入実績有り!!
◎ マネーフォワード機能の 「ワンストップ対応」OK!!

「マネーフォワードクラウド」の有効活用をお考えの方はお気軽にお問い合わせください。

▶ 「マネーフォワードクラウド」専用の顧問税理士サービス

コラム執筆者
インテル税理士事務所
代表/税理士
石谷 元
創業以来、私自身も一経営者として多くの困難に直面してきました。これまでの自身の経験もあるからこそ、経営者と偽りなく向き合えます。「お客様を信じ、全力で支援すること」を信条に、私はサポートをさせていただきます。 趣味は、サッカー観戦・ランニング&散歩・ストレッチ・愛犬と遊ぶことです!